2018 Fiscal Year Research-status Report
Causes and consequences of female labor supply and demand
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18K12792
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| Research Institution | Waseda University |
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Principal Investigator |
朝井 友紀子 早稲田大学, 政治経済学術院, その他(招聘研究員) (10588172)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | 子育て支援政策 / 労働需要 / 子どもの発達 / 女性の就業 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、子育て支援政策が女性の労働需要、そして子どもの発達に及ぼす影響を検証することを目的としている。具体的には、以下の２つの研究課題を検証した。第一に「保育政策と女性の就業、子どもの福祉との関係」、第二に「税制と社会保険料が、女性の労働需要に及ぼす影響」である。まず前者の研究課題に関して、保育所の利用が母親の就業に及ぼす影響を検証し、国際査読雑誌である「Labour Economics」に論文を掲載した。また、保育所の利用は母親の就業だけでなく、子どもの発達にも影響を及ぼすことから、保育所における保育が子どもの行動的な発達に及ぼす影響を検証した論文を、国際査読雑誌である「Labour Economics」に掲載した。当該国際査読雑誌は、海外の読者が多く、日本の研究成果を国際的に発信することができた。
また、社会保険料が、女性の労働需要に及ぼす影響を検証し、独立行政法人 経済産業研究所のディスカッションペーパーとして公表した。当該論文は、「The Society of Labor Economists」年次大会、「Western Economic Association」年次大会にて研究報告を行った。また、国内外の研究者が最新の研究成果をコラムとしてまとめ掲載しているVoxEU（CEPRのポータルサイトhttps://voxeu.org/）にコラムの掲載が確定した。VoxEUは研究者をはじめ政策立案に関わる読者が多く、研究の国際的な発信が期待できる。加えて、労務コストと女性の労働需要を検証した研究を実施中であり、「American Economic Association」年次大会にて報告を予定している。学会報告により国内外の研究者からフィードバックを得た後にディスカッションペーパーとしてまとめ、国際査読雑誌に投稿予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りに研究が進み、国際査読雑誌に２本の論文を掲載することができた。また、ディスカッションペーパーとして１本の論文を公表することができた。現在進めている研究も３つの国際学会にて報告が確定し、VoxEU（CEPRのポータルサイト）にコラムの掲載が確定した。以上の理由から、概ね順調に研究が進展していると評価した。
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| Strategy for Future Research Activity |
今年度は予定通りに研究を進めることができた。来年度はディスカッションペーパーとして公表した論文の国際査読雑誌への投稿を進める予定である。また、新たに国際学会で報告予定の研究についても、ディスカッションペーパーとしてまとめ、国際査読雑誌への投稿を目指す予定である。
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| Causes of Carryover |
打ち合わせや学会報告にかかる旅費として計上していたが、旅費の合計額が予定よりも安かったため残額が生じた。次年度はすでに３件の学会報告を予定しているため、当該学会にかかる旅費として計上する予定である。
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