2019 Fiscal Year Research-status Report
企業金融理論のフロンティア: 動学ゲーム・契約理論に基づく証券選択の基礎づけ
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18K12820
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
笠原 晃恭 大阪大学, 経済学研究科, 講師 (50811410)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | アセット・プライシング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は今後研究を進める上で必要なデータの整備を重点的に行った。具体的には、日本の上場企業の株価財務データをマッチングした上で、それらのデータ的な特性を探索した。また、決算短信のテキストデータも構造化することで、統計分析を行いやすいデータに加工した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度の研究実績報告に記した通り、本研究課題は企業の財務的意思決定そのものから、その背後にあるリスクプレミアムへと研究の焦点を移動させている。従って、当初はデータの整備に時間がかかるが、来年度以降より効率的に研究成果の出版が可能になると予期されるため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の最終年度となる今年度は、整備したデータベースを活用し、機械学習など新しい統計的な手法を活用して、リスクプレミアムの経済学的な決定要因に対して実証的にアプローチする方針である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額はRAの人件費及びデータの購入費用にあてる予定である。
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