2018 Fiscal Year Research-status Report
an original formulation of Italian fashion system from World War II to EEC
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18K12829
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
日野 真紀子 近畿大学, 経営学部, 講師 (60735314)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | イタリア / 繊維 / 染色 / 人絹 / 戦後 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究の目的は、第二次大戦期からヨーロッパ共同市場成立期における輸出の状況を把握することである。輸出に関しては長期統計のAnnuario statistico Italianoの収集および分析を行っている。また、同時並行でズニア・ヴィスコーザの経営について資料収集をすすめた。 イタリアにおける繊維工業の成長を考えるうえで、機械工業の発展を抜きに分析はできないことから、繊維機械に関する長期間の発展についてサーベイをおこなった。染色機械は戦後顕著に増加していくが、染色機械について19世紀から戦後にかけて長期的な技術の変化を追う作業も必要と考え、論文とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
第二次大戦後の繊維工業の成長について、特に戦後の繊維機械の発展に焦点をあてて長期的な分析を行うことができた。資料調査については、コモ国立文書館において産業政策の側面を調査している。
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Strategy for Future Research Activity |
長期統計によって戦後の繊維工業の輸出入状況を詳細に分析する必要がある。また、戦後の財政・金融の面から繊維工業の地位はどのようなものであったのかについて、考察をすすめる。ズニア・ヴィスコーザ社についてはインテーザ・サンパウロ銀行内の文書館の資料を収集する予定である。
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Causes of Carryover |
既に使用しており、会計上の処理に起因し次年度使用額が生じている。次年度においても旅費等により使用が生じる。
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