2020 Fiscal Year Research-status Report
an original formulation of Italian fashion system from World War II to EEC
Project/Area Number |
18K12829
|
Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
日野 真紀子 近畿大学, 経営学部, 准教授 (60735314)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | イタリア / 繊維 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画としては、戦間期に既に主要産業となっていたズニア・ヴィスコーザ社の経営について分析を行う予定であった。同企業に関する資料は、時期及び部局ごとにイタリア国内の様々な場所に保存されていることから、インテーザ・サンパウロ銀行内の文書館を手がかりに、ローマのヴィスコーザ歴史文書館 Archivio storico viscosaにおける資料収集を行い、主に、同社の経営と経済政策への関与、国内繊維企業との関係に焦点を当て、考察をすすめる二年間かける予定であった。本年度は戦間期に既に主要産業となっていたズニア・ヴィスコーザ社の経営について分析を行う予定であったが、新型コロナウイルスの影響で研究対象国への渡航ができず、また、国内での資料調査についてもできる限りの資料収集には努めたが思うように進まなかった。予定されていた国際学会報告も延期された。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度は新型コロナウイルスの影響で研究対象国への渡航ができず、また、国内での資料調査についても思うように進まなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度はトリノ大学で研究を行う予定である。「イタリアン・ファッション・システム」の形成について、中心地トリノでの活動と産業団体イタリアン・ファッション・システム Sistema Moda Italianaが戦前からの産業団体7つが集まっていることに着目する。この団体はミラノに文書館を有しながら現存していることから、同文書館の資料をもとに、主に製造側の分業ネットワークに焦点を当て、分析をすすめる。
|
Causes of Carryover |
大部分の支出を占める海外渡航ができなかったこと、また、学会等研究活動の制約が大きかったため、使用額の差が生じた。
|