2022 Fiscal Year Research-status Report
an original formulation of Italian fashion system from World War II to EEC
Project/Area Number |
18K12829
|
Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
日野 真紀子 近畿大学, 経営学部, 准教授 (60735314)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | イタリア / 繊維 / 戦後 / 株式会社 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はイタリアの資料調査で得られた株式会社に関する資料を用いてデータの整理を主に行った。株式会社に関する資料を用いることで、1930年代から1950年代の繊維製造企業の製造カテゴリー別、資本金の規模別に整理を続けている。経営史の国際会議では第二次世界大戦後の繊維工業の種別毎の分析を行い、マーシャルプランによる資金が繊維工業のどのような分野で研究開発が進められたかを検討し報告を行った。また、途中経過ではあるが、糸・布・衣の循環史研究会 ワークショップにて繊維製造株式会社のデータを用いて検討をおこない、研究の報告を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
感染症に引き続き戦争の影響と物価高からヨーロッパへの渡航が非常に困難になっていることから、現在まで得られた資料の整理とそこから得られるイタリア繊維工業の動向に関して観察を継続している。同時に発明に関する資料と合わせて分析する予定であったが、発明に関する資料の収集に時間がかかる予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
渡航することでしか得られない資料があるため、状況が変化次第、積極的に資料収集を行う予定である。発明に関する資料を企業情報と同時に分析する予定であったが、渡航ができていない状況で発明に関する資料が不足している。しかし、株式会社のデータが予想以上に膨大であることから、方針を変更して繊維企業に関して整理ができ次第、役員派遣について金融業との関連について先に分析を進めようと考えている。
|
Causes of Carryover |
昨年9月まで在外研究でイタリアに渡航していたため、予定していた旅費の使用に変更が生じた。次年度の使用については、引き続き研究の遂行のための資料の収集に充てる予定である。
|
Research Products
(2 results)