2022 Fiscal Year Research-status Report
主体的キャリア形成と組織エンゲージメントの関係に関する実証研究
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18K12844
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Research Institution | Miyazaki Municipal University |
Principal Investigator |
市村 陽亮 宮崎公立大学, 人文学部, 准教授 (80811116)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 主体的キャリア / キャリアの責任 / ジョブ・クラフティング / 行為の予測 / 自己主体感 / sense of agency |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度の実績としては、まず第一に2022年9月3日と4日に開催された、産業組織心理学会第37回大会における単独発表を挙げることができる。本報告では、これまでの研究、特に文献調査による成果をまとめて報告したものである。キャリア論における従来の研究では主体性を十分に定義できなかったことを指摘したうえで、認知科学におけるminimal self及び自己主体感(sense of agency)の議論を踏まえて、キャリア形成における主体性についての論点を明らかにした。この報告を通して、行為の予測とキャリアの主体性という新たな視座を提起した。 もうひとつの実績は、先の報告から続いて、ジョブ・クラフティング研究の日本における第一人者である高尾義明先生とのオンライン研究会を通じて、研究の方向性が決まったことである。ジョブ・クラフティングという行為、及びその行為に影響与えるものの予測がキャリアにおける主体性にどのような影響を与えるのかを明らかにしていくこととなった。 最後に、上記の方向に即した調査の実施である。Amazon Mturkを用いた調査の1回目を実施した。wave2or3予定しているが、Amazon Mturkの仕様変更に伴い、調査を一時的に止まっている状況である。次年度に調査を継続となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Amazon Mturkの仕様変更により、思うように調査ができていない。速急に問題を解決し、wave2or3の調査に着手したい。 また、前年度の報告をもとにした投稿論文を作成中であるが、こちらの作成も完了していない。こちらについては、研究者自身の所属先が変わるなどの環境変化による作業の遅れが原因である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は延長申請の一年ということもあり、成果を形とする年度であると考えている。 まず現在行なっている調査を7月までに完了し、その調査の分析を報告や投稿を行う。 次に、前年度の報告をもとにした論文についても7月に1回目の投稿を行い、審査を経て、今年度の投稿完了を目指す予定である。
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Causes of Carryover |
主にAmazon Mturkの仕様変更に伴う、調査の未完了が原因となっている。 また、新型コロナウィルスによる影響にて学会参加を見送ったことも原因のひとつである。
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Research Products
(1 results)