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2020 Fiscal Year Research-status Report

定量的アプローチを用いた経営学の「知の構造」研究

Research Project

Project/Area Number 18K12855
Research InstitutionMusashino University

Principal Investigator

高橋 大樹  武蔵野大学, 経営学部, 准教授 (50780946)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords経営学
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、論文・書籍の引用データを用いた定量的アプローチを用いて、これまで実現しえなかった網羅的な学説史研究を展開する手法を確立することにある。既存のレビュー研究は、少数の重要な研究を探求する定性的アプローチで行われてきた。しかし、このアプローチには、取り上げる文献の客観性や網羅性という点で不十分な点がある。
本研究は、既存の定性的アプローチの弱点を、統計処理可能な引用データを用いた定量的アプローチを新たに併用することで補うことを意図したものである。こういった方法が確立できれば、各国の主要雑誌のデータを用いた国際比較研究や、大規模な学説史研究につなげることもでき、今後の発展も多いに期待される研究だと考えられる。
本年度は、前年度に引き続き、どの研究領域の知の構造を今後解き明かしていくかの探索とそのためのデータベースの作成を行った。現在、Web of Scienceに収録されている主要な学術雑誌の過去数十年分の要約、キーワード、引用、被引用データ等のデータベースを構築中である。
また、上記アプローチを応用する形で、特定のキーワードが新聞記事や雑誌記事等でどう使われてきたのかの推移を分析し、企業内の特定組織の役割やそのあり方の変化を探る研究も産学連携の研究プロジェクトとして開始された。本研究の応用分野としてこちらの研究プロジェクトも合わせて進めていきたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

昨年度は新型コロナウイルス対策のため、授業のオンライン対応や学内の緊急プロジェクト等で想定外の負担が発生した。そのため、本研究に対する十分なエフォート量が確保できなかった。新型コロナウイルス対応は引き続き2021年度も必要になってくると思われるが、可能な限り本研究へのエフォート量を確保できるよう努めたい。

Strategy for Future Research Activity

所属研究機関と連携しながら、RA(リサーチアシスタント)を積極的に雇用することで研究の遅れの解消に努めたい。昨年度のオンライン授業化への中で、リモートワーク等の環境の整備が進み、RAの作業もオンラインで進捗管理できる仕組みが整いつつある。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス対応のため、研究計画に遅れが生じ、RAの雇用等が計画通りに行えなかったため次年度使用額が生じた。次年度はRAの人件費のほか、研究成果の公表に向けて残額を使用したい。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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