2019 Fiscal Year Research-status Report
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18K12909
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Research Institution | Momoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
濱村 純平 桃山学院大学, 経営学部, 講師 (30803580)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 相対的業績評 / 振替価格 / 戦略管理会計 / 非協力ゲーム理論 / 分権化組織 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は3度の学会報告を行ない、6編の論文(査読付き3本、査読なし3本、うち1本はワーキングペーパー)が公開された。これらは直接研究課題に関わるものではないが、間接的には大いにかかわっており、研究目的を達成するために不可欠な研究だったといえる。 また、学会報告だけでなく、研究会やセミナーでの報告も多数行なっている。さまざまな研究者の意見を取り入れることで論文をブラッシュアップし、成果につなげることができていると実感しいている。 公開された論文の多くは振替価格研究である。これは、助成のテーマである相対的業績評価研究と直接かかわるわけではないが、使用しているモデルが一緒なため、間接的に関わっているといえる。そのため、振替価格研究を深めることにより、相対的業績評価研究の分析手法を理解することができた。 2019年度以降は、従来の研究テーマである振替価格だけでなく、本助成のテーマである相対的業績評価研究にも多く取り組んでいる。この2つは、管理会計研究において競争のモデルを応用した研究として関連が深い。その結果として、相対的業績評価についてのワーキングペーパーを2019年度中に1本執筆することができた。また、招待論文を相対的業績評価について執筆した。そのため、この2つの研究を基盤として、最終的な成果に結びつけることを狙う。 なお、助成内容に直接かかわる研究については、分析そのものは半分以上修了している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究課題については、昨年度公開された研究に加え、2020年度に入って公開された研究を応用し最終的な分析の段階に入っている。そのため、おおむね順調に進展しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの影響により、3月以降に予定されていた研究会や学会が軒並み中止または延期となり、報告の機会が大きく失われている。このような中で、知り合いの研究者とネットを通じて密なコミュニケーションをとり、研究を進めいていく。 また、分析については半分以上終わっているため、執筆と並行して進めていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響により、3月に予定していた出張がすべてなくなったため。
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