2019 Fiscal Year Research-status Report
Environment-Friendly Full-Colour Dyeing by Utilising Chemical Reactions of Anthocyanins
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18K13027
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Research Institution | College of Industrial Technology |
Principal Investigator |
松原 孝典 産業技術短期大学, その他部局等, 講師 (40735536)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | アントシアニン / 酸化 / コピグメンテーション / ヘアカラー / 天然繊維 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、①尼崎市特産品「尼いも」の表皮から色素抽出、②ムラサキイモ色素の酸化反応やコピグメンテーションを活用するヒト白髪の染色について試みた。 ①「尼いも」の表皮からの色素抽出では、抽出溶媒などの抽出条件を検討し、可視分光法により抽出量の多い条件を見出した。溶媒として水・メタノール・エタノールやそれらの混合溶媒など、酸の種類として酢酸・塩酸・ギ酸などを検討した。 ②ムラサキイモ色素を用いたヒト白髪の染色では、染色条件と染色性の関係を調べ、その染色法の特性を調査した。損傷度合いの異なる白髪を用いて、本染色法における色素の吸着機構についても検討した。ヒト白髪は、ケラチン繊維であるため、羊毛などの獣毛繊維でも同様の結果が得られると予想される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年2月以降は、研究活動を控えざるを得ない状況のため。
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Strategy for Future Research Activity |
社会情勢に応じて対応せざるを得ない。 研究のコアな部分に集中させるよう研究を進めたい。
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Causes of Carryover |
2020年2月ごろより、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、研究活動を控えたため、利用されない研究費が一部残った。
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