2022 Fiscal Year Annual Research Report
Investigating management training processes in school and their development systems
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18K13055
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
畑中 大路 長崎大学, 教育学部, 准教授 (70734383)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ライフヒストリー / 学校改革 / ミドルリーダー / 研修 / 大学院 / 実践 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究期間最終年度である2022年度は、これまでの調査研究の総括及びそれを踏まえた管理職育成プログラムの作成・実施を行った。 まず調査研究の総括について、本研究期間中に執筆した各種論文・レポートを踏まえ、最終報告書を作成した。当該報告書で特に着目したのは、昨年度(2021年度)に執筆したレポートの対象校であるG高校である。まず、G高校の学校改革がなされた背景を掴むべく、当該改革をけん引したX校長の理念を教職生活のライフヒストリーの観点から捉えた。その上で、当該改革を実質的に実践したミドルリーダーに対するX校長の働きかけの具体、そもそもなぜ当該ミドルリーダーを見出したのかといった理念を「厚い記述」により示した。 次に、上記報告書等も踏まえ管理職育成プログラムを作成し、実践を行った。具体的な実践の場は、長崎県教育センターによける新任校長とミドルリーダーを対象とした研修と、長崎大学大学院管理職養成コースにおける各種講義である。長崎県教育センターにおける研修においては、担当指導主事とのやりとりを通じ、管理職育成の観点を踏まえた研修プログラムを構想・実践し、受講者からのフィードバックを受けた。また、長崎大学大学院管理職養成コースにおける実践では、当該コース所属教員(研究者教員・実務家教員)との継続的な協議に加え、長崎県教育委員会との協議も踏まえながらカリキュラム構築を図った。また、当該カリキュラムを実践し、修了生からのフィードバックを受けた。
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