• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2018 Fiscal Year Research-status Report

初年次アカデミック・ライティングプログラムにおける効果的な評価システムの構築

Research Project

Project/Area Number 18K13070
Research InstitutionMusashino University

Principal Investigator

藤浦 五月  武蔵野大学, グローバル学部, 講師 (30803663)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords評価 / 初年次教育 / レポート・ライティング / レポート / ルーブリック / 接続表現
Outline of Annual Research Achievements

1.全学向けのレポート・ライティング教育に参加する新参教員に向けて、ルーブリック評価調査を実施した。現在新参教員と古参教員との評価のズレについて分析中である。本結果は分析後発表予定である。

2.学生のレポート・ライティング授業における意識調査と学習項目に関する難易度と有用度についての調査を行い、発表した。この結果をもとに、授業における指導ポイントを検討した。学習項目に関する学生の意識(難易度・有用度)とルーブリックの関連性については、今後整理して発表を行う予定である。

3.学生の成果物(1940文章)について、接続表現の特徴を分析し、学会にて研究発表するとともに論文化した。接続表現については、ルーブリックにおいても評価が分かれる項目であり、「接続表現の適切な使用とはどのようなことを指すのか」という点を明文化するために行った。本調査で更に調査が必要となった点(接続表現に著しい傾向(多少)があるレポートの詳細分析)については今後調査・発表予定である。また、本研究ではモデル作文の有用性についても検討を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

1.1年目に教員間の評価のズレとして新参教員と古参教員間の分析まで行う予定であったが分析まで進めなかった。
2.学生からの評価データを収集できなかった。
1と2の理由として、出産し十分な研究時間を取ることができなかったことが挙げられる。

進捗状況は上記の通り、やや遅れているが、
2年目に行う予定であった、ズレの箇所についての要因特定については接続表現分析を進めることができ、2年目への足がかりを得た。

Strategy for Future Research Activity

今後の研究については、下記のような計画で推進していく
1.平成31年度は、平成30年度に収集した新参教員の評価データをまとめ、新参教員と古参教員の評価のズレと要因について分析を行う。ズレの大きかった項目についての評価記述の検討を行う
2.平成31年度は、学生と教員との評価のズレと要因を検証するため、学生の評価データを収集し、双方の評価観点を分析する
3.接続表現の分析については、更なる調査を行い31年度中に論文化して発表する。その結果を元に接続表現部分の評価記述を決定し、指導法についてもまとめる。

Causes of Carryover

出産により、予定していた複数学生へのアンケート・インタビュー調査が思うように進まなかったため。既に調査協力希望者は募っているため、2019年度に予定していた調査を行う。

  • Research Products

    (3 results)

All 2019 2018

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 学生の文章特性と意識調査から自律学習を促す効 果的な指導について考えるー初年次レポート・ライティング指導における実践をもとに2019

    • Author(s)
      藤浦五月、宇野聖子、村澤慶昭
    • Journal Title

      武蔵野大学しあわせ研究所紀要(Annals for Creating Peace and Happiness, Musashino University)

      Volume: 2 Pages: 29-51

    • Open Access
  • [Presentation] 全学初年次レポート・ライティング教育実践を 通して明らかとなった学生が抱える困難と今後の可能性-「日本語リテラシー」を介した 学科間連携教育プログラムの開発に向けて2018

    • Author(s)
      藤浦五月、宇野聖子、村澤慶昭
    • Organizer
      Happiness Meeting
  • [Presentation] 自律学習を促すレポート・ライティング指導と 教育の質保証について:学生の文章特性から教員の指導と自律学習支援システムとの連携を考える2018

    • Author(s)
      藤浦五月、宇野聖子、村澤慶昭
    • Organizer
      初年次教育学会

URL: 

Published: 2019-12-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi