• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

初年次アカデミック・ライティングプログラムにおける効果的な評価システムの構築

Research Project

Project/Area Number 18K13070
Research InstitutionMusashino University

Principal Investigator

藤浦 五月  武蔵野大学, グローバル学部, 准教授 (30803663)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywordsルーブリック / 初年次教育 / レポート / 評価 / アカデミック・ライティング / ライティング
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、学生や教員がレポートをどのように評価しているのかを探り、学生が自ら学べるより良い評価ツールを開発することである。本研究では令和3年度の研究として下記のことを行った。①前年度は、教員の評価観点のズレやインタビューおよび評価調査をもとに改訂版ルーブリックを開発した。改訂版ルーブリックでは、段落と構成内容を明記し、学生が自身のレポートをチェックするときにルーブリックチェックポイ ントと結びつけられるようにした。改善アクションという記述を導入することで指摘された部分をどのように改善していくべきか学生自身が考えられる箇所を設けた。②令和3年度は、①の改訂版ルーブリックを初年次教育における授業(受講者約2,000名)で実施し、評価のしやすさについて教員に調査を行った。その結果、教員にとって評価のしやすさが向上していることがわかった。一方で、学生にとっての評価のわかりやすさ、内省のしやすさについてはさらなる調査が必要であることがわかった。③②の調査を受けて、学生約150名に改訂版ルーブリックを用いた評価調査(データ収集)を行った。④またレポート執筆過程の資料理解に関する調査を追加で実施、発表を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

これまでの調査と授業実施をもとにした改訂版ルーブリックの開発、改訂版ルーブリックの試用と教員への調査を行うことができた。また、改訂版ルーブリックについて学生協力者150名に向けて調査を実施することができた。令和3年度で得られた学生調査データの分析についても、調査協力教員への理解・協力が得られている。

Strategy for Future Research Activity

・改善ルーブリックを用いた学生調査の分析を発表する
・学生調査をもとに最終版ルーブリックの完成と実施
・本研究の知見を指導書にまとめる

Causes of Carryover

・コロナ禍で旅費等の使用が全く発生しなかった
・費目:謝金とその他については、コロナ禍で調査協力・実施・謝金支払いについて当初予定していた手法からオンラインに移行したため、謝金支払い方法の変更により謝金ではなくその他からの支出となった
・今後の使用計画1:最終ルーブリックについての追加調査を教員・学生に行う。そのための協力謝金に充てる
・今後の使用計画2:本研究成果を公表するため(ルーブリック提供含む)のインターネットおよび書籍を活用した普及経費に充てる

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 学生のテキスト理解を把握するための要約分析―アウトプットにつなげる読解力養成の教材開発を目指して―2021

    • Author(s)
      藤浦 五月, 宇野 聖子, 小熊 貞子, 桑野 幸子, 佐々木 馨
    • Organizer
      日本語教育方法研究会

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi