2021 Fiscal Year Research-status Report
デンマークにおける「生涯にわたるキャリアガイダンス」の機能と役割に関する研究
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18K13071
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
佐藤 裕紀 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (60734001)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | キャリアガイダンス / デンマーク教育研究 / 若者支援 / ノンフォーマル教育 / 若者の移行 / 生涯学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、デンマークにおける「生涯にわたるキャリアガイダンス」を事例として、その制度的枠組みと歴史的変遷、理論上の基盤、社会的位置づけと機能、そして課題を明らかにするものである。 4年目である2021年度は、第3段階「成人を対象としたキャリアガイダンスの機能と『従前学習認証』活用の実態分析」を行った。但し、2020年度と同じく、現地に渡航することが困難な社会状況のため、オンライン上での資料収集と、研究に関連した文献の分析、そして原稿の執筆に注力した。また第4段階のうちの「デンマークのキャリアガイダンスの特徴の考察」の作業を進めた。 具体的な研究実績としては、2022年度に関連書籍を発行する予定であり、その原稿の執筆を行った。また、大学の公開講座や研究会、自治体、市民団体等主催の講座の講師として、研究で明らかにした内容も含めて発信することができた。 コロナ禍の状況を受け、3年間の計画を5年間に延長したが、最終年度である5年目は、研究成果を書籍として発行することに注力する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
4年目である2021年度は、「成人を対象としたキャリアガイダンスの機能と『従前学習認証』活用の実態分析」を行った。また2020年度と同じく渡航することが困難な社会状況のため、オンライン上での資料収集と、研究に関連した原稿の執筆に注力した。 本来4年目で研究成果の刊行を終えたかったが、遅れたため、4年間の計画を5年間に延長し最終年度として情報を一部補いながら、仕上げる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、第4段階「北欧諸国間での比較分析を通じたデンマークのキャリアガイダンスの特徴の考察」と「人々の多様な生き方を支援する『生涯にわたるキャリアガイダンス』モデルの掲示」について関連資料の分析を行い、原稿を仕上げる予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により海外渡航および国内出張が禁止されたため、未使用額が生じた。 今年度渡航や県外出張が可能となり次第使用する予定である。
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