2021 Fiscal Year Annual Research Report
The infuluence of university entrance exam on career choices and university adaptation of high school students
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18K13088
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
西丸 良一 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (70634476)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 大学入試 / 大学生調査 / 大卒就職 / 初職 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は全体を通して、大学生を調査対象とし、パネルデータの作成を試みた。だが、COVID-19により、データ作成のための追跡調査がうまくいかず、単年データでの分析に留まった。また、学会発表に必要となるはずだった出張旅費が使用できなかったこと等から、そうした予算を用い、最終年度は新たなデータを作成することとした。既卒者を対象とした振り返り調査を実施したため、調査会社への登録者も多く、1800サンプルを得ることができた。今後、なんらかのかたちで公表していく予定である。 一方で、他の研究会で使用しているデータから、大学入試と大卒就職の関係を検討することができた。その分析の結果、同じ学校歴でも利用した入試によって、初職の企業規模に差が生じていること、上位とされない学校歴ほど入試による差が大きいことが確認できた。こうした分析結果を踏まえると、先行研究で示され続けてきた大卒就職に対する学校歴の影響は、大学入試が多様化したことにより、どのような大学に入学したかとともに、どのような入試で入学したかも考慮する必要がありそうである。大学入試の多様化は学校歴と初職の関係を複雑にしている可能性が示唆されたといえそうである。さらに、高卒や短大/専門卒との比較をおこなうことも必要である。こうした検討をおこなえば、大学教育に対する便益が入試別に異なる可能性も検討できるからである。 併せて、文献調査もおこなってきたが、先述したような検討は、やはり見当たらないことが判明した。今後、引き続き多様化した大学入試を基軸とした検討を進めていく必要がある。
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Research Products
(2 results)