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2019 Fiscal Year Research-status Report

胎児・新生児期の生体リズム評価による自閉スペクトラム症の病態解明

Research Project

Project/Area Number 18K13108
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

小坂 拓也  福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 医員 (90792101)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords自閉スペクトラム症 / 睡眠障害
Outline of Annual Research Achievements

2019年度は研究計画B)の「ASD(自閉スペクトラム症)における睡眠障害の実態調査研究」を進めた。リクルートした児の中でデータが得られたASDの幼児20名、定型発達の幼児20名について、腕時計型の体動計であるアクチグラフによる日中と夜間の生体リズム、睡眠に関する質問紙、感覚プロファイルにより得たデータを解析した。アクチグラフの解析は専用のソフトウェアを用いて行い、統計解析についてはSPSSを用いて行い、様々な観点から行った。その結果、ASD児の入眠後の体動が感覚特性に寄与する結果を得た。ASD児の感覚特性への早期の介入が、ASD児の睡眠を改善させる可能性があり、さらにはASD児の認知機能、実行機能の改善につながる可能性があると考えられた。本研究で得られた知見は、幼児期のASD児への支援、介入に非常に有益なものであると考えられる。得られた結果については論文化し、現在投稿中である。研究の計画、実践、評価、解析については、研究協力者と定期的にミーテイングを行い、問題点の抽出やアドバイスを得ている。
また調査研究として2019年年5月31日-6月2日に愛知県名古屋市で開催された第60回日本小児神経学会、また2019年9月19日-22日にマレーシアのクアラルンプールで開催されたAOCCN2019に出席し、小児期の睡眠を専門としている研究者と情報交換を行い、新たな知見を得ることができた。また研究の一時成果を2019年11月2日-3日に福井県福井市で開催された第122回小児精神神経学会にて報告した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2019年度は研究B)「ASD(自閉スペクトラム症)における睡眠障害の実態調査研究」に関して解析、論文作成を進め、計画通りに実施できている。研究A)、C)については計画のみで実施はできていない。研究B)で実施した方法、また成果をもとに実施計画を立てて、進めていきたいと考えている

Strategy for Future Research Activity

研究B)については論文投稿中である。研究A),C)について実施を進めていく。得られた結果については2020年度の小児神経学会で報告の予定である。

Causes of Carryover

A)、C)の研究に関する研究解析ができておらず、唾液検体でのコルチゾール、メラトニン測定用の試薬分が使用できていないた め、次年度使用額が生じた。次年度の使用計画としては研究謝金、試薬類、調査広告費、プラスチック器具、旅費に使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] アクチグラフによる幼児期の自閉スペクトラム症児と定型発達児の睡眠動態の比較2019

    • Author(s)
      小坂拓也、巨田元礼、滝口慎一郎、川谷正男、大嶋勇成、友田明美
    • Organizer
      第122回小児精神神経学会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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