2020 Fiscal Year Research-status Report
養護教諭が心配する子どもの非認知能力の育ちとその成育・生活背景の実態解明
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18K13125
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Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
鹿野 晶子 日本体育大学, 体育学部, 准教授 (10759690)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 学校保健 / 前頭葉機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,子どもが抱える現代的健康課題の解決を目指して,学校における健康の専門家といえる養護教諭が「気になる」事象から推測された子どもの非認知能力の育ちとその成育・生活背景の実態を解明することを目的としている.3年目である2020年度は,新型コロナウイルスの感染拡大により学校教育現場での調査を実施することができなかったため,前年度までの研究成果の公表に努めた.具体的には,The 2020 Yokohama Sport Conference(オンライン開催)においてポスター発表を行うとともに,その論文化,投稿作業を進めた.また,前年度までに収集されたデータのさらなる解析も進めた.具体的には,陽性刺激に対する握らない間違い(go errors)と生活状況との関連が示されたという結果に注目して,go errorsが稀にしか発生しないことから,go errorsに代わる抑制反応の指標を追究した.その結果,形成実験と分化実験における陽性刺激への反応時間には性差,発達傾向が確認でき,「抑制型」でその時間が長い様子がうかがえた.そのため,次年度はgo/no-go課題における抑制反応に注目して,それに関連する生活(睡眠状況,身体活動状況,スクリーンタイム状況)・成育要因を解明することが課題であると考える.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は,コロナ禍の影響により,学校教育現場での調査を実施することができなかったものの,前年度までに収集したデータを解析することにより,さらなる分析課題を確認することができた.そのため,やや遅れているとした.
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画に大きな変更はないものの,2020度に計画していた非認知機能と成育・生活背景との関連の調査は,新型コロナウイルスの感染状況等を踏まえた研究計画の修正を余儀なくされており,現在,測定・調査の「延期」もしくは「中止」も視野に入れてその実施時期を検討中である.
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って,予定していた調査を実施できなかった.そのため,2020年度に計画していた本調査は2021年度に見送って実施する予定である.
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Research Products
(1 results)