2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an effective practical program model for "experience interacting with babies"
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18K13158
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
加賀 恵子 弘前大学, 教育学部, 准教授 (20805981)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 赤ちゃんとのふれあい体験 / ライフキャリア教育 / 実践プログラムモデル / 家庭科教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は研究の最終年度と位置づけ、(1)授業カリキュラムの複線化、(2)赤ちゃんとのふれあい体験によるシティズンシップ育成の検証、(3)研究成果の発信を行った。 (1) 授業カリキュラムの複線化:昨年度開発した「『生活時間』と『赤ちゃん人形のお世話体験』を教材とした授業カリキュラム」と,「ハイブリッド型『赤ちゃんとのふれあい体験』」を組み合わせた中学校家庭科におけるライフキャリア教育カリキュラムを構想・実践した。 (2)赤ちゃんとのふれあい体験によるシティズンシップ育成の検証:研究協力者であるふれあいサポートネット「ふわっと」(静岡県浜松市)の「赤ちゃんとのふれあい体験」事業に参加したすべての保護者を対象に実施したメール調査結果を、「個」のシティズンシップ形成に注目をして論文にまとめた。 (3)研究成果の発信:これまで、対面型、オンライン型、ハイブリット型など選択肢を増やしてきた学校教育現場における「赤ちゃんとのふれあい体験」プログラムの実践の様子を、研究代表者の大学のウェブサイトで公開した。また、複数開発した授業カリキュラムについて、実証的エビデンスを基に、青森県(10月)静岡県(2月)に現職教員研修会で紹介し、必要に応じて実践のアドバイスを行った。また、青森県(5月、3月)に次世代育成に携わる主体を対象とした学習会において紹介し、社会実装に取り組んだ。今後は、報告書や学会での論文発表などにより研究成果の普及に努めたいと考える。
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