2019 Fiscal Year Research-status Report
中等理科教育におけるアーギュメント促進と教授方略確立に向けた基礎研究
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18K13159
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
泉 直志 鳥取大学, 地域学部, 講師 (50734894)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | アーギュメント / アーギュメンテーション / 科学教育 / 理科教育 / 教育の目的と方法 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、科学教育におけるアーギュメントの果たす役割の重要性の認識に鑑み、関連資料の収集・整理を行った。関連文献は、いくつかの種類に分けられる。例えば、研究論文としては理論的論文や、教育実践を主とする文献などがある。その他にも、研究成果を踏まえた教師教育用指導書、テキスト、NGSSといった基準などがあり、これらの内容や主眼は多岐にわたっている。 2019年度は、今後研究を進め、教授方略へと論を進めるにあたり、本研究における教育目的を確定するため、理科授業の中でアーギュメントを行うことにいかなる教育的価値が内在しているのかについて検討を行った。 理論的研究文献、教師用指導書、NGSS及びフレームワーク、PISAを取り上げ、科学教育においてアーギュメントの果たす役割について検討したところ、科学に内在する価値規範の修得、科学の知識についての理解、科学知識・内容の理解、アーギュメント構成能力の促進、論理的思考・批判的思考の育成等を認めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度の遅れを取り戻すことができなかったっため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究外業務の整理・効率化を行う。また、調査問題の作成、試行授業の実施を早急に進める。
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