2019 Fiscal Year Research-status Report
Development of an evidence-based guideline for independent educational improvement in junior college
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18K13194
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Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
山崎 慎一 桜美林大学, グローバル・コミュニケーション学群, 助教 (10636674)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 短期大学生調査 / 学習成果の評価 / ガイドライン / エビデンス・ベースド・リサーチ / 認証評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、短期大学を対象とした全国規模の学生調査である「短大生調査」のデータを活用し、量的・質的調査から導き出すエビデンスをもとに、教育上の問題点とその改善策を示すガイドラインを開発するものである。2019年度は、これまでの知見を踏まえた上で、実際の事務担当者をはじめとする短期大学関係者へのインタビュー調査を行い、短期大学の評価活動における短大生調査の実用可能性を検証した。一部の調査結果については高等教育質保証学会において共同発表も行い、研究代表者である筆者と、短期大学の現場において短期大学生調査を活用して改善活動に取り組む教職員による複眼的考察に基づき、短期大学生調査のガイドライン利用の可能性を示唆した。 また、本研究開発が想定よりも順調に進んでいたことから、前倒し支払い請求をし、2020年度に予定をしていた海外学会発表を実施し、本研究課題において検討を進めてきた分野別評価の意義と活用可能性を報告した。さらに、当該報告をもとに、筆頭著者として国際学会誌であるInternational Journal for Cross-Disciplinary Subjects in Education(IJCDSE)誌へ投稿し採択されるに至った。IJCDSE誌は、インパクトファクター5.214の学術誌であり、教育分野において一定程度の影響力を有する雑誌といえる。また、本ガイドライン開発において重要な要素としている効果量(d)を用い、分野ごとの学習経験の観点から分析を試みた論文も執筆しており、本研究の目的とする短大生調査を用いたガイドライン開発に必要な研究成果を創出することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究課題の進捗については、2019年度に前倒し支払い請求をしたことからも示唆される通り、当初の研究計画以上に順調と認識している。関連する調査研究を2018~2019年度に予定通り終え、2019年度には海外学会発表を実施するだけでなく、国際学会誌を含めた論文採択などもあった。量的・質的の双方のアプローチからの研究に基づくエビデンスをすでに構築しつつあり、研究計画当初には本研究課題の最終年度に達成を目指していた成果の多くがすでに出されている状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は研究の最終年度にあたるが、すでに本研究課題において目指す短期大学の教育改善に資するガイドラインの開発に資するエビデンスを、量的・質的研究の双方から確立してきた。本研究課題に係る調査研究は概ね完了している状況であるため、今後は短期大学における評価活動への活用に焦点をあてたガイドライン開発に注力するとともに、計画以上に発展させることのできた研究成果の発表を行い、最終的にはこれまでの成果をまとめた最終報告書の作成を予定している。
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Causes of Carryover |
当該助成金が生じた理由は、当該年度の研究計画が計画よりも順調に進んだ結果、最終年度に予定していた海外学会発表を実施することになり、前倒し支払い請求を行ったことによるものである。翌年度分としての使用計画としては、想定よりも研究を早く遂行出来ているため、関連する成果発表に用いることを予定している。
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Research Products
(8 results)