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2021 Fiscal Year Annual Research Report

Empirical Research of Attribution Organization Model in Humanities and Social Sciences Fields In Bachelor's Degree Education

Research Project

Project/Area Number 18K13197
Research InstitutionKyoto Tachibana University

Principal Investigator

西野 毅朗  京都橘大学, 経営学部, 専任講師 (20781602)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords学士課程教育 / 帰属組織モデル / アクティブラーニング / ゼミナール教育 / 学習共同体 / エスノグラフィー / 卒業研究 / 卒業論文
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、学士課程教育において日本的特質と注目される「帰属組織モデル」の存在を実証していくことを目的としている。人文・社会科学領域において伝統的に行なわれてきたゼミナール教育はまさにそのモデルの実像といえるものであり、他国にはみられない日本独自の教育・学習モデルとして着目され始めている。しかし、ゼミナール教育に関する実証的な研究は極めて少ない。本研究では、ゼミナール教育の実態・成果・課題はいかなるものかについて質問紙調査ならびにインタビュー調査をもとに明らかにしてきた。
最終年度は、これまでの研究成果を世に送り出すことに注力した。第1には、2020年度の研究成果であるゼミナール教育へのコロナ禍の影響について学会等で報告した。第2には、『日本のゼミナール教育―人文・社会科学領域等の学士課程教育におかえる学習共同体の姿』を上梓した。本書は、帰属組織モデルに言及し、歴史的・量的・質的アプローチという3つの観点からゼミナール教育を捉えることを試みた本邦初の学術書である。その構成は、序章「なぜゼミナール教育に注目するのか」に始まり、第1部「ゼミナール教育の発展過程」、第2部「ゼミナール教育の現状と課題」、第3部「ゼミナール教育のエスノグラフィー」、そして補章「遠隔ゼミナール教育の姿」、終章「ゼミナール教育の過去・現在・未来」である。とりわけ第2部と補章はこれまでの3年間の本科研成果を集約したものである。またその他の章や部についても、その成果をふまえてこれまでの研究成果を整理しなおしたものである。
本書に対する評価も高等教育研究者ならびにゼミナール教育実践者から届いているが、読み手によって注目する部や章が異なっており、多様な読み手のニーズに対応できる成果になったと考える。本書を通じて、高等教育研究において、ゼミナール教育研究を広げ、深めていくための基盤ができたと考える。

  • Research Products

    (4 results)

All 2022 2021

All Presentation (3 results) Book (1 results)

  • [Presentation] 遠隔授業で 教育・学習の場はいかに変化したか2022

    • Author(s)
      西野毅朗
    • Organizer
      2021年度第 27 回 FD フォーラム
  • [Presentation] ポストコロナのゼミナールを考える2021

    • Author(s)
      西野毅朗
    • Organizer
      Works Online Symposium
  • [Presentation] 学生視点で捉える―専門ゼミナール教育の遠隔化による影響2021

    • Author(s)
      西野毅朗
    • Organizer
      大学教育学会第43回大会
  • [Book] 日本のゼミナール教育2022

    • Author(s)
      西野 毅朗
    • Total Pages
      328
    • Publisher
      玉川大学出版部
    • ISBN
      4472406187

URL: 

Published: 2022-12-28  

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