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2021 Fiscal Year Research-status Report

国際教育協力における授業アーカイブを活用した授業研究継承モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 18K13245
Research InstitutionMeisei University

Principal Investigator

今野 貴之  明星大学, 教育学部, 准教授 (70632602)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywords教育工学 / 授業研究 / 教師教育 / 授業アーカイブ / 国際教育協力 / SDGs
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、国際教育協力のひとつとして、授業アーカイブを活用し、教育方法・技術が現地の教師に継承される授業研究モデルを開発することである。
2021年は研究協力校をオンラインでモニタリングしていくことを中心に、これまでのデータの再分析を進めた。本研究の研究協力校はインドであり、COVID-19の感染拡大が深刻な地域のひとつであることから現地渡航が難しかったため、モデル作成へ向けて管理職・教員からの現状のフィードバックを得ることをおこなった。研究協力校は、対面授業を再開し教職員もコロナ前のような授業方法や授業研究を進めていることが確認できた。
さらに先行知見やこれまで収集した研究協力校のデータの再分析をおこなったことである。特に定量的な分析を中心としたデータの再解釈や理論的枠組みから、研究協力校で見られた新しい活動の創出による構造的問題や授業研究の阻害要因についての検討を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2021年は以下の2つのことを行なった。ひとつはオンラインによる研究協力校のモニタリングであった。2021年度も現地渡航が難しい状況であったため、オンラインによって授業研究の促進要因と阻害要因に関する管理職や教員のフィードバックを得た。研究協力校は、対面授業を再開し教職員もコロナ前のような授業方法や授業研究を進めていることが確認できた。しかし、コロナ以前のような授業方法や授業研究がそのままできないことも課題とされた。
もうひとつは、拡張的学習論から授業アーカイブを用いた授業研究の再検討である。これまでの分析の中で明らかになっていた、教師が授業改善を行うことにより勤務時間の増加を問題として認識しているといった「新しい活動の創出による構造的問題や授業研究の阻害要因」に対してコロナ禍の状況を踏まえて再検討した。特にコロナ禍において教師がどのような授業を作ろうしていたのか、授業研究による勤務時間の増加に関してはどのように考えているのかなど本年のフィードバックを踏まえつつ、拡張的学習論から構造的問題や阻害要因を整理し直した。

Strategy for Future Research Activity

本研究の研究協力校はインドであり、COVID-19の感染拡大が深刻な地域のひとつであるため引き続きオンラインでのモニタリングを中心に進めていく。可能であれば現地調査を進めたい。本年は最終年となるためコロナ禍の状況を踏まえた授業アーカイブを用いた授業研究のモデル作成を目指す。

Causes of Carryover

(理由) 2度の授業研究調査(インド)のための旅費として計上していたが、現地との調整の結果、1度の渡航に変更したためである。
(使用計画) インタビューデータや授業撮影データの書き起こしのためのコンピュータや機材を購入する。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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