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2018 Fiscal Year Research-status Report

Development of gratitude in young children as an emotional foundation of reciprocal behavior

Research Project

Project/Area Number 18K13300
Research InstitutionMaebashi Kyoai Gakuen College

Principal Investigator

佐藤 賢輔  共愛学園前橋国際大学, 国際社会学部, 研究員 (00761686)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords感謝 / 互恵性 / 幼児 / 社会的認知
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、他者の援助を受けた際の幼児の感情表出および行動と、後の返報行動に様々な要因が及ぼす影響を系統的に調べることで、幼児期における互恵行動の感情的基盤としての感謝の発達の様相を明らかにすることを目的としたものである。初年度実施予定であった、幼児を持つ母親を対象とした、幼児の感謝関連行動に関する質問紙調査と、一連の実験計画のうち、援助者の意図が非援助者である幼児の感謝表出と返報行動へ与える影響を調べる実験について、研究デザイン改善のため両計画を統合し、実験参加児の母親に質問紙調査を実施することで、母親の特性感謝と幼児の感謝関連行動との関連について検討することとし、初年度は当該実験の準備および予備的な実験、調査を行った。まず、一連の実験における共通の実験課題となる「他者の援助を伴う問題解決課題」を作成し、予備実験により、手続きの修正を行った。予備実験を通して、3から5歳児を対象とした場合の課題の難易度の調整や、実験者の行動等のプロトコルの調整を行った。結果、最終的に作成された実験課題によって、幼児の感謝表出行動(言語による感謝の表出および援助者に向けられた表情)と返報行動を、統計的に検証可能な程度に測定できることを確認した。また、母親を対象とした質問紙を作成し、協力の得られた保育園を通じて、3から6歳児の保護者を対象とした予備調査を行った。予備調査によって、質問項目の妥当性を検証し、本実験用の質問紙を完成させた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

一連の計画で用いる共通の実験課題および質問紙の作成は終えたが、研究デザインの改善に伴い計画を一部修正したことで、初年度の達成目標であった、援助者の意図が非援助者である幼児の感謝表出と返報行動へ与える影響を調べる実験の実施は、予備実験の実施のみにとどまった。

Strategy for Future Research Activity

前年度実施できなかった実験を含め、当初計画通り、今年度中に3つの実験を実施、完了する予定である。研究遂行の迅速化のため、これまでに構築した園との関係を活用するとともに,新たなフィールドの開拓を進めている。

Causes of Carryover

実験計画の変更と,それに伴う学会参加計画の変更などにより生じた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 幼児における他者の指さしの意図の推論2019

    • Author(s)
      佐藤賢輔
    • Organizer
      日本発達心理学会第30回大会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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