2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of gratitude in young children as an emotional foundation of reciprocal behavior
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18K13300
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 賢輔 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任助教 (00761686)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 感謝 / 互恵性 / 幼児 / 社会的認知 / オンライン実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、他者の援助を受けた際の幼児の感情表出および行動と、後の返報行動に様々な要因が及ぼす影響を系統的に調べることで、幼児期における互恵行動の感情的基盤としての感謝の発達の様相を明らかにすることを目的としたものである。本研究は幼児を対象とした対面での実験研究を主たる手法としており、社会情勢の変化により当初計画どおりの実験は困難となったため、遠隔地からの参加を可能にするオンライン実験への移行の準備を進めた。現在の社会情勢では実験継続が困難になってしまった。今年度は、オンライン会議システムを利用した対話型のオンライン実験およびサーバー上にプログラムを設置する自動実行型のオンライン実験を実施するための刺激、プログラム等を作成し、予備実験を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
社会情勢の変化により対面での実験が困難になったため、研究に大幅な遅れが生じている。一方、オンライン実験への計画転換が順調に行えたこともあり、特に自動実行型のオンライン実験を活用することで、最終年度におけるスムーズなデータ収集の見込みが立っている。
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Strategy for Future Research Activity |
自動実行型のオンライン実験を主たる方法として、データを収集していく。また、社会情勢の変化により、子どもと対面しての実験が可能になった場合は、オンライン実験と並行して当初計画通りの対面実験も一部進めていく。
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Causes of Carryover |
実験計画の変更とそれに伴う論文や学会での発表の延期、および社会情勢の変化による研究の中断、研究体制の変化により生じた。
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