2019 Fiscal Year Research-status Report
大学生の進路選択セルフ・エフィカシー情報源尺度の作成と新たな介入プログラムの開発
Project/Area Number |
18K13301
|
Research Institution | Atomi University |
Principal Investigator |
前場 康介 跡見学園女子大学, 心理学部, 講師 (50805067)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 進路選択 / セルフ・エフィカシー / 尺度開発 / 介入プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、大学生の進路選択セルフ・エフィカシーに影響を及ぼす4つの情報源を測定する尺度を開発し、その測定に基づいた新たな介入プログラムを開発することである。 2019年度は、まず2018年度に計画していた残り1グループのフォーカスグループインタビューを実施し、進路選択セルフ・エフィカシーの情報源尺度の項目候補を収集した。 項目候補を研究代表者にて整理後、セルフ・エフィカシー研究に精通した大学教員2名とともに、内容的妥当性を精査した。その結果、全51項目の候補を選定した。 本尺度原案を用い、4年制大学に所属する大学生400名程度を対象として質問紙調査を実施した。 しかし、性別や学年などの分布になお偏りがみられるため、2020年度初期に追加の質問紙調査を実施する予定である。機縁先ではすでに質問紙調査実施の許可が得られているため、スムーズな進行が可能である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前述の通り、4年制大学に所属する大学生400名程度を対象として質問紙調査を実施することができた。 しかし、性別や学年などの分布になお偏りがみられるため、2020年度初期に追加の質問紙調査を実施する予定である。機縁先ではすでに質問紙調査実施の許可が得られているため、スムーズな進行が可能である点、付記しておく。
|
Strategy for Future Research Activity |
データの等質性が保証される水準まで質問紙調査を実施した後、因子分析等により尺度を開発し、2020年度は本尺度を用いてテイラーメイド型の介入プログラムを実施する。 しかしながら、昨今の新型コロナウィルス問題を鑑み、当初プログラムは教室集合型で行う予定であったが、感染予防を最優先するため、オンライン上のe-learning形式にてプログラムを提供する予定である。
|
Causes of Carryover |
質問紙調査が当該年度目標数を超えず、次年度も実施する必要が生じたためである。
|