2020 Fiscal Year Research-status Report
大学生の進路選択セルフ・エフィカシー情報源尺度の作成と新たな介入プログラムの開発
Project/Area Number |
18K13301
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Research Institution | Atomi University |
Principal Investigator |
前場 康介 跡見学園女子大学, 心理学部, 准教授 (50805067)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 進路選択 / セルフ・エフィカシー / 尺度開発 / 介入プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、大学生の進路選択セルフ・エフィカシーに影響を及ぼす4つの情報源を測定する尺度を作成し、その測定に基づいた新たな介入プログラムを開発することである。 2020年度は、2019年度時点において実施途中であった尺度作成のための調査をさらに実施した。当初は複数の大学において直接質問紙を配布しデータを収集する予定であったが、コロナ禍によるオンライン授業の切り替え等の理由から実施が難しく、大学生を対象としたWEB調査へ変更した。1,000名程度のデータを収集することができ、その信頼性・妥当性の検討を通して、尺度の標準化を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
既知の通り、コロナ禍により当初予定していた対象者のリクルート計画を大幅に変更せざるを得なかった点が最も大きい。補助事業期間延長期間により、確実に介入プログラムの開発・検証まで遂行できるよう、スケジュール管理等をさらにしっかりと行う。
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Strategy for Future Research Activity |
新たな尺度を2020年度までに開発することができたため、2021年度はプログラムの開発及び検証に焦点を当てて進行する。なお、プログラムはすでに当初予定の半分程度素案が完成しており、遂行に大きな支障は現在のところ想定されない。 なお、昨今の新型コロナウィルス問題を鑑み、当初プログラムは教室集合型で行う予定であったが、感染予防を最優先するため、オンライン上のelearning形式にてプログラムを提供する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍による大幅な計画変更によって、当初予定期間においてプログラム開発を終了させることができず、次年度も継続して実施する必要が生じたため。
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