2018 Fiscal Year Research-status Report
妊娠期情報から見えないDVを見える化するスクリーニングツールの開発
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18K13318
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
土井 理美 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, プロジェクト助教 (40778982)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 妊娠期DV / 妊娠届 / IPVPI |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者を中心とした研究グループは、研究課題前より取り組んでいた妊娠届出書から得られた情報を用いて妊娠期DVを予測するスクリーニングツールの開発に関する論文を発行した(Doi S., Fujiwara T., & Isumi A. Development of the Intimate Partner Violence during Pregnancy Instrument (IPVPI). Frontiers in Public Health, 2019.)。IPVPIは8項目から構成され、得点範囲は0-16点である。中程度の予測力を有し(ROC曲線=0.719, 95%信頼区間=0.698-0.740)、カットオフ値は2点であった(感度=79.5%、特異度=47.1%)。 IPVPIの精度をより高めるために、妊娠訪問支援中の情報を加えてIntimate Partner Violence during Pregnancy Instrument Revised(IPVPI-R)の開発に向けてデータ収集を現在行っている。IPVPI-Rの開発には、東京都足立区で2018年度から2019年度にかけて妊娠届出書を提出し、妊婦訪問支援の対象となった妊婦のデータを必要とする。2018年度は、2018年度のデータの一部を足立区より個人情報が特定されない形で受け取った。リアルデータであるため、受け取ったデータのクリーニングには足立区と確認すべき事項が発生し、データ入力の改善点を明らかにすることができた。クリーニングを終えたデータについては、現在解析中である。また、2018年度のデータクリーニングの結果を踏まえ、足立区と2019年度のデータの受け取りについて協議を重ねた。2019年度のデータを含め、再度スクリーニングツールの開発に関する解析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
足立区より電子化された妊娠期情報およびDVの有無に関するデータを受け取っている。受け取ったデータのクリーニングを行い、現在データ解析中である。すでに2018年度のデータクリーニングの結果を踏まえ、足立区と2019年度のデータの受け取りについて協議を重ねており、計画は順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究は、予定通り2018年度の残りのデータおよび2019年度のデータを受け取り、データクリーニングを進めていく。データを受け取り次第、解析を進め、Intimate Partner Violence during Pregnancy Instrument Revised(IPVPI-R)の開発を行う。
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Causes of Carryover |
足立区からのデータ受け取りは、2018年度の一部のデータであったため、データ入力にかかると想定された人件費が発生しなかった。
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