2020 Fiscal Year Research-status Report
Toritsukuroi response in people with Alzheimer's disease: Why and how do they pretend to know the correct answer during administration of neuropsychological tests in order to keep up appearances?
Project/Area Number |
18K13324
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Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
松下 正輝 甲南女子大学, 人間科学部, 講師 (30615935)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 取り繕い反応 / アルツハイマー病 / 症候学 / 軽度認知機能障害 / 神経心理検査 |
Outline of Annual Research Achievements |
認知症の方においては、記憶障害をはじめとする認知機能障害により社会生活上様々な困難が生じているにもかかわらず、置かれた状況や相手の話に合わせて忘れたことを覚えているかのように振る舞う態度がしばしばみられる。このようなコミュニケーションの有りようは「取り繕い反応」と呼ばれており、認知症の治療やケアを提供する専門職においては、認知症の初期段階の特徴的なサインとみなされている。本研究では実証的なデータに基づき取り繕い反応に関連する要因や神経基盤について分析を行い、認知症予防や早期発見に役立てることを目指している。 今年度は新型コロナウイルス感染症などの影響もありデータの収集が進まないこともあったが、再年度の最終年度に研究論文として成果をまとめるために、データ解析と学会発表の準備を継続する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により県境を越えた移動が制限されたため、データ収集と解析に遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究論文を発表するためにデータ収集と統計解析を継続する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の流行により学会参加ができなかったことや緊急事態宣言などにより移動が制限されたことにともない、十分に研究活動を行うことができなかったため次年度使用額が生じた。来年度は研究成果として論文掲載するために、研究費を使用する。
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