2019 Fiscal Year Research-status Report
慢性めまいの心理学的要因の神経基盤の解明:心理療法前後のfMRI画像研究
Project/Area Number |
18K13325
|
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
桑原 絢也 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (70813096)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 心理療法 / fMRI / 慢性めまい |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、現在当教室で行っている新世代認知行動療法(アクセプタンス&コミットメント・セラピー:ACT)に基づく慢性めまいに対する集団プログラムの無作為化比較試験を継続しながら、慢性めまい患者対するACT施行前後のfMRI検査に向けての課題点の整理・対策を行った。まず、2019年度は、無作為化比較試験において、慢性めまいを有する患者18例の割り付け・介入を行った。2020年度中に目標症例数に達する予定である。 並行して、慢性めまい患者に対するACT施行前後のfMRI検査において、研究協力者と連携しながら、対象患者や撮影条件に関して協議した。現在、倫理審査委員会への申請書を作成中である
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響で集団療法を施行できない状態が続いているため。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究プロトコルを作成し、倫理審査委員会の承認を得る。
|
Causes of Carryover |
患者リクルートに遅れが生じたことで、本年度使用予定であったfMRI撮影費用等を繰越すこととなった。次年度にはfMRI検査による計測を開始する予定であり、そのための撮影費用とCRC業務に対する人件費に使用する。
|