2020 Fiscal Year Research-status Report
慢性めまいの心理学的要因の神経基盤の解明:心理療法前後のfMRI画像研究
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18K13325
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
桑原 絢也 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70813096)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 心理療法 / 慢性めまい / fMRI |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、現在当教室で行っている新世代認知行動療法(アクセプタンス&コミットメント・セラピー:ACT)に基づく慢性めまいに対する集団プログラムの無作為化比較試験を継続しながら、慢性めまい患者に対するACT施行前後のfMRI検査に向けての課題点の整理・対策や具体的な実施計画を行った。まず、2021年4月で無作為化比較試験において、目標症例数に達したところである。並行して、慢性めまい患者に対するACT施行前後のfMRI検査において、fMRI研究の専門家とのミーティングをオフライン、およびメールにて複数回行い、具体的な撮像プロトコールの決定、研究手順等の確認、必要な機材(画像データ保存用のハードディスク等)の準備、倫理審査委員会に提出する書類等の準備を進めた。2021上半期に倫理審査を受け、研究を開始する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、研究対象となる慢性めまい患者の受診が著しく減少したことで、研究のリクルートが滞ったため、研究全体の進行が遅延することとなった。また、本研究の介入方法は、慢性めまい患者3名からなるグループ形式の前庭リハビリテーション(Vestibular Rehabilitation:VR)と組み合わせたアクセプタンス&コミットメント・セラピー(Acceptance and Commitment Therapy:ACT)のプログラムであるため、COVID-19の流行当初は、グループ形式のACT+VRプログラムが感染リスクに与える影響が明らかではないことからしばらく介入を見合わせており、それによっても研究の進行が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究プロトコルを作成し、倫理審査委員会の承認を得る。2021年夏頃から慢性めまい患者をリクルートし、秋頃には対象者に対して心理療法介入前後でfMRIの撮影を開始する予定。
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Causes of Carryover |
本年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により研究の進行が遅延したため、本年度の所要額が減少し、次年度に予算を繰り越すこととなった。次年度にはfMRI検査による計測を開始する予定であり、そのための撮影費用とCRC業務に対する人件費に使用する。
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Research Products
(2 results)