2020 Fiscal Year Research-status Report
well-being向上を目的とした行動活性化プログラムの開発
Project/Area Number |
18K13335
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Research Institution | Hiroshima International University |
Principal Investigator |
首藤 祐介 広島国際大学, 健康科学部, 講師 (50750478)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 行動活性化 / 価値 / well-being / オンライン |
Outline of Annual Research Achievements |
うつ病に対する心理療法である行動活性化療法が健常者のwell-being向上に役立つ可能性が指摘されているが、個人にとって望ましい活動を活性化させる際には個人の持つ価値(value)が重要となる。前年度までの研究によって、臨床現場で実際に使用されている価値明確化のエクササイズが健常な大学生の持つ価値への障害に対しても有効であることが示された。これまでの知見に基づき、価値の明確化に重点を置いたwell-being向上を目的とした行動活性化プログラム案を作成した。 また、近年新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、オンラインによる心理的支援のありたかや特徴について議論されるようになっている。ZoomやTeams等のオンライン会議システムを通じた心理的支援は、リアルタイムでやりとりが可能、面接者と被面接者の物理的距離に制約されない、移動が困難な場合でも実施できる等のメリットがある一方、エクササイズやワーク等の実施に工夫が必要である、カメラやマイクを通しての面談に違和感を感じる、技術的ハードルが高いといったデメリットも存在する。そこで、本年度は予備実験としてwell-being向上を目的とした行動活性化プログラムをオンラインによって実施し、その問題点を明らかにするとともに、その対応策を検討した。その結果、オンラインによるプログラム実施が可能であることの確認がなされた。この予備実験の結果に基づきwell-being向上を目的とした行動活性化プログラム(オンライン版)を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度は前年度までの調査に基づきwell-being向上を目的とした行動活性化プログラム作成を行い、作成したプログラムを実施し効果を検証する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、対面実施からオンライン実施へと手続きを変更した。その準備、予備実験のため、当初の予定より遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
well-being向上を目的とした行動活性化プログラム(オンライン版)をオンライン会議システムを通じて介入群に個別実施し,統制群と比較することで効果を確認する。また,前年度まで、及び本年度得られた成果については学会発表を通して公表していく予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染阻止のため予定していた実験方法を対面からオンラインへと大きく変更したため。当初の予定通り実験参加の謝礼として次年度使用するほか、オンラインによる実験実施のための機材購入に使用する計画である。
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