2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
18K13408
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
清水 達郎 大阪市立大学, 数学研究所, 特別研究員 (00738859)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | Chern-Simons摂動論 / Casson不変量 / ねじれ不変量 / 特異点論 / 折り目特異点 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1) Turaev-Reidemeister torsionの対数微分からChern-Simons摂動論に関わる不変量が導出できることについて,Lescopによる先行研究との関係を明らかにした.また,対数微分に用いる写像を拡張することで,より自然な形での証明を与えた.
(2)「Chern-Simons摂動論の2-loop項(Casson不変量)の補正項に対しする特異点論的解釈」について引き続き研究を行っている.特異点論側の知見を収集し,より自然な解釈ができないか試みている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス蔓延のため,予定していた研究打ち合わせや研究集会での情報収集がほぼ全面的に不可能となった.また,大学キャンパスへの入校も難しい状況であったため,当初の研究計画に比べ大幅に遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
今後も新型コロナウイルスの影響は続くと考えられるので,研究打ち合わせや情報収集を中心に研究計画を立て直す.
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Causes of Carryover |
今年度は研究打合わせと研究に関する情報収集のために多くの費用を使用する予定であったが,新型コロナウイルス感染症蔓延に伴い計画のほとんどを実行できなかった.また,オンラインに切り替わった集会では支出がなかった.今後は感染症蔓延状況を配慮しながら研究計画を修正しつつ進行していく.
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