2021 Fiscal Year Research-status Report
非エルミート保存量を用いた可積分系スピン鎖のダイナミクスの解明
Project/Area Number |
18K13465
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松井 千尋 東京大学, 大学院数理科学研究科, 准教授 (60732451)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 育児休業のため研究中断 |
Outline of Annual Research Achievements |
育児休業のため研究中断。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
育児休業を取得し、研究を中断したため。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍や育児休業といった予測不能なイベントが重なったため、研究計画を少し変更する。業界の動向を加味し、解放量子系についてその定常状態が厳密に求まる場合を調べる予定である。具体的には、Lindblad型マスター方程式にしたがう模型に関し、定常状態が厳密に求まる場合とそうでない場合の振る舞いの違いや、定常状態が厳密に求まる場合の数理構造について明らかにしたい。これは、当初の研究計画の根幹をなす「可解量子系とは何か」という疑問とも関連する研究課題である。
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Causes of Carryover |
育児休業を取得し、研究を中断したため。
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