2018 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
18K13599
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大澤 亮 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任助教 (40748696)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 流星 / 広視野カメラ / 動画天文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究で使用する広視野 CMOS モザイクカメラ: トモエゴゼンの開発, およびトモエゴゼン試験機によって取得した流星観測データの解析を実施した. トモエゴゼンの開発は順調に進行中である. トモエゴゼンは全部で 4 台のモジュールから構成されるが, 2018 年 11 月には 2 台目, 2019 年 3 月には 3 台目のモジュールが完成した. 観測運用のためのカメラコントロールシステム等の開発もおこなった. 現在は 3 台のモジュールによって安定して観測ができる状態を確立している. 本研究で使用するための専用のフィルタホルダを設計作成した. 色ガラスフィルタをもちいた観測試験によってフィルタホルダが設計通りに制作されていることを確認した. これまでにトモエゴゼン試験機によって取得した流星データの解析結果をまとめて国際研究会 "The 45th Annual European Meeting on Atmospheric Studies by Optical Methods" にて報告した. 木曽観測所シュミット望遠鏡とトモエゴゼンをもちいることで 12 等級までの暗い流星までを検出できること, および同システムに一晩に 1,000 から 2,000 件の流れ星を検出する能力があることを示した. 本研究成果は査読論文として Planetary and Space Science 誌にて出版された. 木曽観測所 105-cm シュミット望遠鏡と広視野 CMOS モザイクカメラ: トモエゴゼンによる動画サーベイによって最先端の流星研究が可能であることを実証した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
カメラの開発および既存のデータの解析については順調に進んでいる. 予定していたフィルタホルダの作成も完了した. 一方で, データ解析の結果から, 当初計画していた分光素子をそのまま使用した場合, 流星の色を正しく求められない可能性が示唆されたため 2018 年度は分光素子の購入を見送った. 流星の色を得るためのシステム構成の検討を改めて進めている.
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Strategy for Future Research Activity |
トモエゴゼンを用いた流星観測のための環境整備を進める. 観測データから流星を抽出するための解析プロセスを効率化して観測に備える. 分光観測のためのシステムを再検討し, 流星の色情報を取得するための設備を整える. 並行して流星観測のための時間を確保し新規の観測データを取得する.
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Causes of Carryover |
分光用フィルタシステムの設計を再検討するために分光素子の購入を見送った.2019 年度に再設計および物品の購入を行う.
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Luminosity function of faint sporadic meteors measured with a wide-field CMOS mosaic camera Tomo-e PM2019
Author(s)
Ohsawa Ryou, Sako Shigeyuki, Sarugaku Yuki, Usui Fumihiko, Ootsubo Takafumi, Fujiwara Yasunori, Sato Mikiya, Kasuga Toshihiro, Arimatsu Ko, Watanabe Jun-ichi, et al.
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Journal Title
Planetary and Space Science
Volume: 165
Pages: 281~292
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] Optical Observations of Faint Meteors with a Wide-Field CMOS Camera Tomo-e Gozen2018
Author(s)
Ryou Ohsawa, Shigeyuki Sako, Fumihiko Usui, Yuki Sarugaku, Mikiya Sato, Yasunori Fujiwara, Takafumi Ootsubo, Shinsuke Abe, Akira Hirota, Ko Arimatsu, Toshihiro Kasuga, Jun-ichi Watanabe, and Tomo-e Gozen Science Group
Organizer
45th Annual European Meeting on Atmospheric Studies by Optical Methods
Int'l Joint Research / Invited
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