2019 Fiscal Year Annual Research Report
Remote sensing analysis of short-term areal change on glacial lakes
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18K13625
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| Research Institution | Waseda University |
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Principal Investigator |
永井 裕人 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 講師(任期付) (50771474)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 氷河湖 / GLOF / ブータンヒマラヤ / SAR / 自動抽出 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
衛星に搭載された合成開口レーダーによる氷河湖自動抽出手法を確立させ、これを用いて氷河湖の時系列面積変動を解析した。LバンドおよびCバンドSARでは概ね問題なく抽出できることがわかり、高分解能モード(~3 m)の場合は湖表面の波の影響を受けて面積を過小評価する特徴があった。
12日おきに観測するCバンドSAR画像を用いた氷河湖抽出および時系列解析の結果、氷河湖の多くは夏季に拡大し、冬季に縮小する傾向があることがわかった。高頻度に観測するSAR衛星のデータを用いることで高時間分解能の氷河湖データベース作成・更新が可能である。氷河湖変動を把握するための重要な技術開発が達成された。
これによって求められた氷河湖時系列変化と全球再解析気候データセットから得られた気象条件との関連性を検討したところ、氷河湖変動の年々の差異に有意に寄与する気象条件は認められなかった。氷河湖決壊洪水の発生年についても発生要因と強く示唆される気象条件は認められなかった。洪水発生要因を検討するためにはよりローカルな気象場や地形を解析する必要があるという示唆が得られた。
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Research Products
(2 results)
