2019 Fiscal Year Annual Research Report
Preparation of Carbon Nanofibers from CO2-mixed Modeland its Reaction Mechanism
Project/Area Number |
18K14264
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中林 康治 九州大学, 先導物質化学研究所, 助教 (80752550)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 二酸化炭素 / 炭素ナノ繊維 / グリーンサステイナブルケミストリー |
Outline of Annual Research Achievements |
二酸化炭素を炭素源ガスとしてカーボンナノファイバーの合成研究を実施している。一般的に二酸化炭素は酸化性ガスとして働き、従来の概念では二酸化炭素を炭素源ガスとしてカーボンナノファイバーを合成することは不可能であった。しかしながら、二酸化炭素とメタンガス、水素ガスを混合したものを炭素源ガスとして利用し、触媒として鉄触媒を利用した場合、カーボンナノファイバーが合成されることを明らかにした。更に、実験では、二酸化炭素の炭素がカーボンナノファイバー中に固定化されていることも明らかにしている。これらの予備研究の成果は、中国にて開催された国際学会である「Carbon Materials to Save the Earth Conference in China」においてポスター発表し、見事「Best Poster Award」を受賞したことからも注目の高さが伺える。なお本研究の成果は、国際的に権威ある雑誌であるAmerican Chemical Societyの発行するACS Sustainable Chem. Eng. 2020, 8, 9, 3844-3852に掲載済みである。
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Research Products
(3 results)