2019 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of plant cell elongation mechanism for seed enlargement technology development
Project/Area Number |
18K14433
|
Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
高崎 寛則 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (50612157)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 転写因子 / 発生 / 種子 / 細胞伸長 |
Outline of Annual Research Achievements |
植物の成長過程での細胞分裂から細胞伸長への移行メカニズムを明らかにするために、シロイヌナズナにおいて細胞伸長時に発現誘導される転写因子4つについて解析を行った。これまでに得たシロイヌナズナの4重変異体(bhlh038-crispr bhlh039 bhlh100 bhlh101)の植物体の大きさに関する形質評価を行った。野生型との比較からこれらの遺伝子が植物体の大きさに関与することが示唆された。 4つの遺伝子の発現組織の詳細を明らかにするために、4遺伝子それぞれの遺伝子上流配列(プロモーター)とGFP遺伝子を組み合わせたコンストラクト(bHLH038pro:bHLH038-GFP, bHLH039pro:bHLH039-GFP, bHLH100pro:bHLH100-GFP, bHLH101pro:bHLH101-GFP)を導入した植物について共焦点レーザー顕微鏡による観察を行った。bHLH038pro:bHLH038-GFPの観察から、根の分裂組織と伸長組織の間で蛍光が観察されることから、分裂組織と伸長組織の移行器官で機能することが示唆された。
|
Research Products
(1 results)