2021 Fiscal Year Research-status Report
The effect of physiological factor -muscle fatigue, enerygy, motibation- on for active performance
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18K14810
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Research Institution | 八戸学院大学 |
Principal Investigator |
有光 琢磨 八戸学院大学, 健康医療学部, 講師 (00616021)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | エネルギー回復 / 行動変容 / 対人基礎力 / 対自己基礎力 / グリコーゲン回復 / 課題発見力 / モチベーション |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度は、昨年に引き続き新型コロナウイルス症感染防止のため、実験施設の利用制限が続き研究機関及び被検者との調整等に大幅に苦慮した。令和2年度の実験に引き続き、追加被検者の身体能力・身体組成を測定し、本実験において利用する運動負荷強度(各被験者の最高酸素摂取量及び最高酸素摂取量が確認される負荷強度を確認し、その60%強度とした)を決定した。本実験は、上記の利用制限・調整難のため実施できていない。 本研究に付随して、身体活動欲の基盤となる行動変容調査を実施した。行動変容は、無関心期-関心期-準備期-実行期-維持期と5区分とした準備期までに至る3期に関わる評価として、コンピテンシー能力・リテラシー能力を調査した。調査対象は、61人の運動部に所属している学生とした。身体特性は、170.8±8.5 cm、71.1±13.2 kgであった。短時間高強度運動を実施し、その前後の疲労感を調査した結果、運動前に比べて62%の疲労感の増大を示していた。対人/対自己/対課題能力の結果は、それぞれ3.50/3.88/3.81と平均的な数値を示していた。リテラシー項目より、情報分析能力/課題発見力に関して、2.94/2.56と低い数値を示していた。 本研究は、運動後に、最適な回復法を実施させ身体活動に対する参加意欲の低下を抑制させ、その結果として、運動に対するネガティブな影響が小さくなると仮説を立てて実施している。昨年度までの結果において、運動継続時間と回復期の意欲感の低下の抑制に相関関係が観られている。つまり、如何に疲労感を抑制させるか、が重要となる。 昨年と上記の結果から、身体活動への意欲感の向上に関わる介入として、対象者の対行動能力・対課題発見力、対自己基礎力への教育を含めた介入を実施することで回復への外的介入以外の可能性を示すものである。 今年度は、被験者数を増やし詳細に検討する事を目標とする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和3年度は、新型コロナウィルス感染防止のため、入構規制、実験施設の利用制限が重なりスケジュールの調整を必要とした。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は、新型コロナウィルス感染防止のため、大学への入構規制、実験施設の利用制限が重なりスケジュールの調整等に大幅に苦慮した。本年度は、感染症に注意しながら、施設状況等を調整し実験を再開する。
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Causes of Carryover |
令和3年度は、令和2年度に引き続き実験施設の利用制限等が生じてしまった。そのため、実験の実施に調整を必要とした。
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