2021 Fiscal Year Annual Research Report
Physiological significance of brain-derived bile acids as ischemic response factors.
Project/Area Number |
18K15009
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
大江 総一 関西医科大学, 医学部, 助教 (70599331)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 脳梗塞 / 胆汁酸 / CYP7A1 / 低酸素 / ニューロン / 発現制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、脳梗塞領域に出現する胆汁酸を「脳由来胆汁酸」と捉え、その合成メカニズムと生理機能を明らかにする事により新規脳梗塞治療法確立を目指している。令和3年度は、胆汁酸合成不全マウス作製および解析を行った。まず胆汁酸合成律速酵素であるCyp7a1を欠損するマウスの作製をおこなった。CRISPR-Cas9システムによりCyp7a1遺伝子座(約7000bps)を欠損させるためにCyp7a1遺伝子exon1およびexon6の近傍に相互作用するCRISPR RNAを各4種類設計した(UP1-4、DW1-4)。その後、iGONAD法を用いてマウス受精卵に遺伝子導入しゲノムPCRによりゲノム編集の有無を確認した。その結果、UP4/DW3のCRISPR RNAセットにより片アレルでのCyp7a1遺伝子座欠損をゲノムPCRおよびゲノムDNA塩基配列解読により確認した。Cyp7a1ヘテロKOマウス(F0)の交配によりF1世代を獲得しさらに交配を進めることで現在F3世代を得ている。F2世代においてCyp7a1ホモKOマウスを得たため、8週齢オス個体をもちいて還流固定、急性凍結切片作製、免疫組織染色、ウエスタンブロットをおこなった。その結果、肝臓および脳においてCYP7A1が発現しないことを確認した。今後、このCyp7a1ホモKOマウスにおいて脳梗塞手術をおこない、梗塞範囲変化、記憶学習に関する行動実験、グリア細胞動態等を評価し、個体レベルでの脳由来胆汁酸シグナルの生理的意義を明らかにする。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] CPEB1 post-transcriptionally regulates Fmr1 expression through 3′UTR in CNS neurons.2022
Author(s)
Oe S, Hayashi S, Tanaka S, Koike T, Hirahara Y, Seki-Omura R, Kakizaki R, Sakamoto S, Nakano Y, Noda Y, Yamada H, Kitada M
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Journal Title
Frontiers in Cellular Neuroscience
Volume: -
Pages: -
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Cpeb1 expression is post-transcriptionally regulated by AUF1, CPEB1, and microRNAs2022
Author(s)
Oe S, Hayashi S, Tanaka S, Koike T, Hirahara Y, Kakizaki R, Sakamoto S, Noda Y, Yamada H, Kitada M.
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Journal Title
FEBS Open Bio
Volume: 12
Pages: 82-94
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] 腎集合管に局在する2つのヒドロキシル基を持つ特殊なスルファチド分子種の同定2022
Author(s)
平原幸恵, 中島啓子, 小池太郎, 蒲生恵三, 田中進, 大江総一, 林真一, 関亮平, 中野洋輔, 大江知里, 吉田崇, 片岡洋祐, 津田雅之, 本家孝一, 北田容章
Organizer
第127回日本解剖学会総会全国学術集会
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[Presentation] イモリ脊髄再生におけるトランスクリプトーム解析 -イモリから学ぶ再生原理-2022
Author(s)
林真一, 関亮平, 大江総一, 小池太郎, 中野洋輔, 平原幸恵, 田中進, 伊藤健, 安河内彦輝, 日笠幸一郎, 北田容章
Organizer
第127回日本解剖学会総会全国学術集会
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