2019 Fiscal Year Research-status Report
エンドソーム局在型ユビキチンE3リガーゼによる血管新生制御の分子機構
Project/Area Number |
18K15244
|
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
前川 大志 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 助教 (10771917)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 細胞内膜輸送 / 血管新生 / ユビキチン化基質タンパク質 |
Outline of Annual Research Achievements |
血管新生に必須な接着分子integrin β1の細胞内膜輸送経路を制御するCUL3型ユビキチンE3複合体足場タンパク質ANKFY1の基質タンパク質候補 (2018年度に同定)のユビキチン化の制御機構の解明を細胞レベルで進めた結果、ANKFY1結合タンパク質はユビキチン化を受けても、分解されない事が分かった。また、質量分析とdi-Gly抗体/免疫沈降法を用いて、ANKFY1結合タンパク質のユビキチン化リジンの同定を試みた結果、3箇所のユビキチン化リジンの同定に成功した。また、ANKFY1と当該結合タンパク質との結合を阻害する化合物探索のためのスクリーニング系として、ハイスループット性の高いアルファスクリーンによる系の構築に成功し、阻害剤探索を進めている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ANKFY1と当該結合タンパク質との結合を阻害する化合物探索も進んでいるため。
|
Strategy for Future Research Activity |
ANKFY1と当該結合タンパク質との結合を阻害する化合物探索を推進し、細胞レベルでの当該阻害剤の最適化とマウス個体レベルでの血管新生阻害活性を評価する。
|