病理イメージングを用いたタウオパチーにおけるタウ-グリオーシス相互作用の解明

2018 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 18K15357
• Research Institution: Tohoku University
• Principal Investigator: 原田 愛子 (石木愛子) 東北大学, 大学病院, 助教 (30778634)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2022-03-31
• Keywords: アルツハイマー病 / タウ / PET

Outline of Annual Research Achievements

申請者の産前後・育児休暇に伴い、今年度は具体的な研究実績をあげることはできなかった。第60回日本老年医学会学術集会へ参加し、現在の国内外における認知症臨床研究の進捗状況、今後の研究プランについて情報をアップデートした。2018年度より臨床研究法が施行されたことにより、特定臨床研究に該当する本研究では認定臨床研究審査委員会による倫理審査が必要となった。また2019-2020年度には本研究で核となるPET検査を実施する東北大学サイクロトロン・ＲＩセンターが改修工事のため利用不可能の予定となった。
以上を踏まえ、今後の計画を変更する。2018-2020年度の3年間の予定を2021年度までの4年間に延長する申請を実施した。2019年度に認定臨床研究審査委員会による審査を受け、2020-2021年度にPETスキャンを実施する。ただし新規PETトレーサー18F-Cpd.AのFirst-in-human studyを実施した後に縦断研究を行うためには更に時間を要すると予想され、サイクロトロン・ＲＩセンター休止期間中にFirst-in-human studyを国外（オーストラリア）の共同研究施設で実施できるように共同研究者と連携する。また現在共同研究者により18F-THK5351を更にMAO-B特異的に最適化したトレーサーが新規に開発されており、18F-THK5351に替わるトレーサーとして利用可能か検討を重ねている。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

申請者の産休・育休に伴い約8ヶ月研究が中断された。

Strategy for Future Research Activity

休暇による初年度の研究中断に伴い、研究計画をその分後ろ倒しとする。産前産後の休暇又は育児休業の取得に伴う科学研究費助成事業補助事業期間延長承認申請を提出し、研究期間を1年延長させていただく。

Causes of Carryover

申請者の産休・育休に伴い研究中断が生じたため、次年度使用額が生じた。補助事業期間延長承認申請書を提出し、1年間研究期間を延長することで、研究のタイムスケジュールを後ろ倒しとし、助成金を使用する。