2018 Fiscal Year Research-status Report
緩和医療でのワルファリン適正使用に向けた、鎮痛薬-ワルファリン相互作用の機序解明
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18K15393
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
石井 浩二 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (40404248)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ワルファリン / オピオイド / 相互作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
当院緩和ケアチームへ紹介される患者のうちワルファリン使用中の患者に対して口頭及び文書により同意を得たのちに試験への参加とした。参加後、主治医科の採血に合わせて研究用の採血を追加して検体を得ている。 現時点では6名の患者を登録しており解析を進めている。参加患者が予定よりは集まっていないが、現在集まっている患者のうち採血回数の多い患者を対象に解析を進め学会発表「ワルファリンおよびその代謝物のキラル分離定量にもとづく,緩和治療中患者の体内動態変動に関する研究。2017年 日本薬学会九州支部大会」への発表、論文発表「Shuhei Kobayashi Koji IshiiYasuko YamadaEmi RyuJunya HashizumeSeiichi NoseTetsuya HaraMikiro NakashimaKaname Ohyama. Combination index of the concentration and in vivo antagonism activity of racemic warfarin and its metabolites to assess individual drug responses. J Thromb Thrombolysis. 2019, 47(3):467-472」などを行った。今後も症例の蓄積を行いながら解析を進め、さらなる学会発表および論文発表を行う予定としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
症例数の蓄積は予定より遅れているが、その中で解析を進め学会発表や論文発表を行えている。症例の蓄積が進むことによりさらに学会発表や論文発表を行うことが可能と考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
症例の蓄積、検体の採取・分析など現在の予定を継続していく。2年目は15症例程度の症例を追加し、初年度に行う予定であったデータ分析をもとに学会発表や論文発表を継続する。
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Causes of Carryover |
症例数が予想よりも少なかったため試薬等の購入が予想よりも少なかった。 来年度は症例の増加に伴い物品費として使用する予定
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