2018 Fiscal Year Research-status Report
An fMRI study to explore neural activity of praecox feeling
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18K15525
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
菊地 俊暁 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (20365373)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | プレコックス感 / fMRI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「統合失調者に相対した時、観察者のうちに起こる一種言いようのない特有な感情」であり、病者の「対人接触本能」の減弱によって喚起される独特の「内的不確実感」であるプレコックス感を、機能的MRI(fMRI)を用いた客観的な指標として脳活動を探索することである。その解明のため①統合失調症患者および健常者からの動画データ収集、②プレコックス感課題の作成、③対象者へのfMRI撮像、④統計学的解析、の4段階を想定した。 そのうち、本年度の計画としては①を達成するため、入院もしくは外来に通院している統合失調症患者、ならびに患者と年齢層ならびに性別をマッチングさせ、精神疾患の既往がない一般募集に応じた健常者からの動画データ収集を開始することであった。これまでに動画撮影の最適な条件や環境の調整を行い、試写することで種々の確認を行った。特に課題として話す言葉の選択や、光量や角度、背景などを吟味した結果、撮影ならびに動画課題作成の準備は整備された。現在、患者のリクルートを継続しており、次年度以降にはマッチングされた健常者のリクルートを開始し、動画収集を完成させ、fMRI用課題動画の作成、さらに行動試験の結果収集へと研究を進めていく。 なお倫理申請については、動画とfMRIを撮像する駒木野病院にて倫理審査委員会にて承認された。今後、画像解析を行う慶應義塾大学病院においても倫理審査委員会における承認を得る手続きを進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
撮像条件や環境の整備に時間をかけ、最適な状況を調整することに注力したため、リクルートの開始時期を遅らせた。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度については、①統合失調症患者および健常者からの動画データ収集、②プレコックス感課題の作成、③対象者へのfMRI撮像、④統計学的解析、の4段階のうち①を達成するため、患者群と年齢その他をマッチングした健常者のリクルートを開始し、動画収集を完成させ、fMRI用課題動画の作成、さらに行動試験の結果収集へと研究を進めていく。 なお倫理申請については画像解析を行う慶應義塾大学病院においても倫理審査委員会における承認を得る手続きを進めていく。
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Causes of Carryover |
本年度のリクルートで使用するはずだった人件費を一部後ろ倒しさせ、次年度に使用するため。
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