2018 Fiscal Year Research-status Report
The long-term prognostic rerearch of patients with addictive disorder in compulsory hospitalizataion
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18K15527
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
常岡 俊昭 昭和大学, 医学部, 講師 (30445613)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 依存症 / アディクション / 非自発的入院 / 長期予後 / 一般精神科病院 / アルコール / 薬物 / ギャンブル |
Outline of Annual Research Achievements |
アルコール・薬物・ギャンブルを対象としてアディクション外来を受診する患者に対して外来治療を継続するもの、任意入院を希望するもの、医療保護入院とならざる得ないものそれぞれの診療録を後方視的に確認し一般に行われていると思われる検査がどの程度行われているかを確認し、全例から行う検査内容を精査し、ギャンブル障害の患者に施行する検査にLOST(ギャンブル依存症問題を考える会作成)を加えることとした。 当院における倫理委員会の承認を得て、院内での本研究について対象患者の治療に携わる者たちと情報共有を行い、リクルートを行いやすい環境を整えた。 患者のリクルートを行える体制が整ったため、外来患者・入院患者共にリクルートを開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予測していたよりも行う検査の精査と倫理委員会の承認を得るのに時間がかかったため、リクルートを始める時期が遅れてしまった。ただしリクルートを開始してからの同意取得率は低くなく、このままリクルートを継続していく予定である。それ以外は予定通り行われている。
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Strategy for Future Research Activity |
患者のリクルートとすでに同意された患者の長期予後を調査することを通して 1 外来治療群、任意入院群、医療保護入院群の三群で比較をすることによってアルコール ・薬物・ギャンブルそれぞれのアディクション治療における自発的入院加療、非自発的入院加療の意義について考察する 2 初診時の検査から見る特徴や環境要因などの面から長期予後を良くする因子について特定する 3 一年後、二年後の調査から初診時の因子を省いて長期予後が良くなる環境調整について特定する。
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Causes of Carryover |
倫理委員会の承認を得るのに時間がかかり、患者リクルートの開始時期が遅れたため、謝礼、必要な人件費の支払いが次年度に回ることとなり、使用額が予定と異なった。
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