肺癌発症リスクの高い肺線維症CT画像を検出する解析基盤およびAI作成

2019 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 18K15553
• Research Institution: Saga University
• Principal Investigator: 江頭 玲子 佐賀大学, 医学部, 助教 (70457464)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2022-03-31
• Keywords: 間質性肺炎に合併した肺癌の自動セグメンテーション

Outline of Annual Research Achievements

肺癌発生のリスクを有する肺線維症CT画像を検出するAIを作成するため，その学習材料とすべき症例を網羅的に抽出し，研究協力者であるAI開発者に送付する作業を行ってきた．

肺癌発生前の肺線維症CT画像を入手可能な症例が多くないため，肺癌発生前の肺線維症CT画像に加え，肺癌が発生した肺線維症CT画像から肺癌の成分を自動抽出
し，それ以外の成分を「肺癌発生のリスクを有する肺線維症CT画像」として教師画像に用いることとした．「肺癌の成分を自動抽出」する段階の開発を中心に作業が進めていたが，研究協力者との連携がうまく行っておらず，その先に進めていない．

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

AI開発を依頼してる研究協力者との連携不足．教師用画像の準備や送信に使う時間が取れず，教師信号のシステム開発も遅延している．

Strategy for Future Research Activity

教師信号を入力するシステム開発を早急に研究協力者（企業）に依頼し，協力者（工学系）への情報伝達をスムーズにする．また，自分の方で準備をすべきデータを早急にそろえる．

Causes of Carryover

研究自体の遅れにより，予定していた物品購入自体を次年度に持ち越すこととなった．また，学生バイトもコロナウィルス感染の拡大により，院内での業務を委託できなくなり，予定通りに頼めない状況となった．次年度に継続して業務を依頼する予定である．