• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2020 Fiscal Year Research-status Report

4次元線量分布測定システムの開発と治療中の患者個別線量付与モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 18K15607
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

恒田 雅人  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (60800753)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywordsシンチレータ / 線量分布計測 / 患者QA
Outline of Annual Research Achievements

4次元線量分布の計測は、照射中の時間構造を解析することかができる手法として期待されている。昨年度までに構築したシンチレータイメージングシステムを用いて複数回実験を実施した。本システムでは、静止画から3次元線量分布を再構成することが可能であり、動画撮影することで4次元線量分布を取得することが可能となる。今年度は、動画データを用いた4次元線量分布計測を中心にデータ取得、及び解析を行なった。200msecの時間分解能で取得可能であることがわかった。しかしながら、更なる時間分解能の向上を目指す必要がある。現在、システムコンセプトを論文化している段階(レビュー中)である。要点を下記にまとめる。
(1) 測定データと計算データ(基準)に対して、3次元ガンマ解析を行い、その結果から3次元線量分布が計測可能であることを示した。
(2) 動画データを用いて4次元線量分布の計測を試みた。
今後、4次元線量分布計測の時間分解能を向上させるべく、CCDカメラに撮影トリガーを入れることを検討している。時間分解能の向上、かつ読み出し時間(デッドタイム)の影響をキャンセリングする目的である。
今年度は、web開催となったAmerican Association of Physicists in Medicine Annual Meetingで発表を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

年度前半はコロナにより、思うように実験を行うことができなかった。後半になり、複数回の実験を追加して論文化に向けた準備ができた。現在レビュー中の論文がアクセプトになり次第、カメラへのトリガー回路の設計を中心に高時間分解能のシステムへ発展させていく予定である。

Strategy for Future Research Activity

【時間分解能の問題】現状用いているカメラは最速のフレームレートは5Hz程度である。高額なカメラを購入することで問題は解決可能であるが、本研究では下記のシンチレータの大型化を優先する。したがって、カメラに対して照射開始とともにトリガーを入れて撮影を開始するような回路を組み込むことにした。
【患者プランの計測】 現状用いているシンチレータの大型化を検討している。大型にすることで患者プランの測定が可能であると思われる。予算内で大型化を目指す。

Causes of Carryover

コロナ感染症により、学会の参加旅費が必要なくなったため。また、同理由により年度前半に実験が実施できず現状よりも大型なシンチレータシステムの開発まで到達しなかったため。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] Development of the scintillator imaging system for the measurement of the dose volume with high-sampling rate2020

    • Author(s)
      Masato Tsuneda, Teiji Nishio, Takatomo Ezura and Kumiko Karasawa
    • Organizer
      62nd AAPM annual meeting
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2021-12-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi