オリゴメタスタシスの予後予測としてのcell free DNAの有効性検証の研究

2019 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 18K15611
• Research Institution: National Cancer Center Japan
• Principal Investigator: 中村 匡希 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 医員 (90804287)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2021-03-31
• Keywords: 大腸癌 / 直腸癌 / オリゴメタスタシス / cell free DNA

Outline of Annual Research Achievements

20症例の血漿サンプルから抽出されたDNAを東京大学にて先進ゲノム支援の元、NCCオンコパネルnovaseqによるシーケンスを行った。その後当院にて、Agilent surecallによる変異解析をおこなった。
大腸癌で認められる10遺伝子が検出可能であった。また、allele frequencyやclonalityなどについても評価を行なった。
患者の予後データについては当院のカルテで後ろ向きに抽出し、得られたゲノムデータとの相関関係を統計学的に評価した。

Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究に必要なデータはすべて得られており、現在結果についての考察中である。
研究成果の学会報告と論文化については、今年度中に終了可能な見込みであり、進捗は順調と考える。

Strategy for Future Research Activity

現状はとくに問題は生じていない。
今後は得られた結果を学会や論文にて公表する予定である。

Causes of Carryover

先進ゲノム支援の支援を受けることで試薬台など物品費用を抑えることができた。
次年度は主に学会発表での旅費や参加費、オープンアクセスでの論文投稿費などに使用する予定である。