2020 Fiscal Year Research-status Report
オリゴメタスタシスの予後予測としてのcell free DNAの有効性検証の研究
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18K15611
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
中村 匡希 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 医員 (90804287)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 大腸直腸癌 / オリゴメタスタシス / リキッドバイオプシー / 無増悪生存率 |
Outline of Annual Research Achievements |
20症例の治療成績とcfDNAデータの相関関係について統計学的に検討をおこなった。 検出された遺伝子変異の種類は患者の予後に相関は認められなかったが、多クローン性を有する症例では、そうでないものに比べて無増悪生存率が不良である傾向がみられた。 また、転移部位が肺であった7症例に限った検討では、cfDNAが検出された症例はそうでないものに比べて有意に無増悪生存率が不良であった。 以上の結果を国際学会にて発表した上で、論文として発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響により、様々な学術大会が中止・延期された。 当研究成果の発表を予定していたシンポジウムも延期され、次年度への繰り越しとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度に延期されたシンポジウムで本研究の結果を発表する。 今後の発展的な内容として、本研究で得られた知見を多施設の大規模症例で再現性が認められるか検証を行う予定としており、次年度はその計画・準備を行う予定である。
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Causes of Carryover |
海外学会がオンライン開催になったこと、発表予定のシンポジウムが延期されたことで次年度使用額が生じた。繰り越し金については、次年度に延期されたシンポジウムの出張費や英文校正費などにあてる予定である。
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Research Products
(2 results)