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2021 Fiscal Year Research-status Report

カテーテルにコーティングされたPMEAのバイオフィルム形成抑制効果の証明

Research Project

Project/Area Number 18K15651
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

小野 泰之  関西医科大学, 医学部, 助教 (60786698)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywordsインターベンショナルラジオロジー / PMEA / バイオフィルム / カテーテル
Outline of Annual Research Achievements

2021年度は日本医学放射線学会でや日本インターベンショナルラジオロジー学会をはじめとした関連学会での情報収集活動に加えて、家兎を用いた動物実験を実施した。
カテーテルの抗菌性能を取り巻く現状は依然として、CRBSIを予防するとされるクロルヘキシジン含有カテーテルや抗菌薬コーティングされたカテーテルしかなく、これらは薬剤溶出によるアレルギー反応や耐性菌出現のリスクが解決されていない。
我々の研究しているPMEAコーティングのバイオフィルムの形成抑制を証明することはこれらのリスクを解消したカテーテルを開発する上で非常に重要なものとなる。
家兎を用いてエコーガイド下に内頸静脈にカテーテルを留置し、長期飼育することに成功している。回収したカテーテルからバイオフィルムをトルイジンブルーにて染色しレーザー顕微鏡で観察、33%酢酸0.5mLを加えトルイジンブルーを抽出し分光光度計で634nmの吸光度を測定しバイオフィルムの定量試験を行う。また菌定量としてカテーテルからバイオフィルムをSCLDP培地に擦り落とし菌数をカウントする。これらのデータ収集を行なっている。
今後は動物実験を含めた研究活動を進め引き続きデータ収集、解析し最終結果をまとめていく予定をしている。またこれらの結果の論文作成を目指すとともに、日本医学放射線学会、日本インターベンショナルラジオロジー学会、米国インターベンショナルラジオロジー学会での報告の準備を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響で動物飼育等の実験環境に制限が生じたため、動物実験進行にやや遅れが生じている。その間は情報収集活動や論文作成準備等を同時に進行させ計画の遅れを最小限になるように研究活動を進めている。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウイルス感染症の影響は引き続き残ることが予想され、今後も感染状況を注視しながら研究活動を進めていく予定である。データ収集や解析は継続的に行い最終結果の報告に向けて準備を進めている。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症の影響により動物実験、研究活動全般に物品購入や、旅費使用が予定より遅れが生じ次年度使用額が生じる結果となった。引き続き感染状況を注視しながら研究活動の継続している。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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