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2020 Fiscal Year Annual Research Report

Examining the factor of allergic diseases from fetal period to infancy using longitudinal data

Research Project

Project/Area Number 18K15658
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

永井 雅人  千葉大学, 予防医学センター, 特任助教 (60707199)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywordsアレルギー / DOHaD仮説 / 出生コホート / ライフコース
Outline of Annual Research Achievements

本研究課題は出生コホート研究のデータを用いて、個人レベルの経時データから胎児期~乳幼児期を通したアレルギー性疾患に関連する曝露要因を探索し、胎児期~乳幼児期の間でいつの時期の曝露要因が最も影響を与えるのかを検討することである。
最終年度である本年は、前年度構築した解析モデルを基に、母の妊娠中および中学生までの受動喫煙の有無と児の2歳時におけるアトピー性皮膚炎の有無および気管支喘息の有無との関連ついて検討した。
解析対象者は、生涯非喫煙者の母親から生まれた児6,309人である。自記式質問票より母親の中学時代まで、妊娠初期、妊娠中期の各時期における受動喫煙の状況を、≧2日/週の有無でそれぞれ定義した。アトピー性皮膚炎の有無および気管支喘息の有無は、2歳時の調査票にて半年間に医師からこれらの診断を受けたことがあると回答した児をそれぞれ症状ありと定義した。
解析は、Stabilized weightによるMarginal structural modelを用い、妊娠初期の年齢、母親の既往歴(アトピー性皮膚炎、気管支炎、気管支喘息)の有無、学歴、世帯収入、出産回数を調整し、オッズ比および有病率比を算出した。
結果、中学生までおよび妊娠中期での受動喫煙は2歳児のアトピー性皮膚炎および気管支喘息のリスク上昇とは関連しなかった。一方、妊娠初期に母親が受動喫煙に曝露していた場合、2歳児のアトピー性皮膚炎および気管支喘息の有病割合がそれぞれ非曝露者の児に比し高い傾向にあった。
以上より、母親の妊娠初期の受動喫煙が2歳児のアトピー性皮膚炎および気管支喘息のリスク上昇と関連する可能性が示唆された。

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Published: 2021-12-27  

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