2019 Fiscal Year Annual Research Report
Exosome microRNA related to anti-turor effect in panreas cancer of galectin-9
Project/Area Number |
18K15753
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
坂本 鉄平 香川大学, 医学部, 協力研究員 (30769328)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ガレクチン-9 / 膵臓癌 / マイクロRNA / エクソソーム |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、2種の膵癌細胞株PK-1とPK-9に種々の濃度のガレクチンー9を投与し、cell proliferation assayを行い、癌細胞増殖について検討した。PK-1、PK-9共に濃度依存的に増殖抑制効果を認めた。また、アポトーシスの誘導をcaspase cleaved keratin18を測定することにより検討し、ガレクチン-9によりアポトーシスの誘導が生じていることを証明した。さらにガレクチン-9の膵癌に対する抗腫瘍効果に関連するマイクロRNAを同定する目的でPK-1において、2555分子のマイクロRNAのうち、ガレクチン-9投与後に有意な差をもって(p<0.05)癌細胞内に上昇した-マイクロRNAは13分子、減少したマイクロRNAは6分子であった。癌細胞内(PK-1)で減少していたmiR-301は、エクソソーム内で増加していた。機能解析としてPK-1に遺伝子導入すると細胞の浸潤能が増強した。よって、miR-301は、膵癌の進展抑制の標的分子となりうる。
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